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和雲のアイダーダウンは22万円から。気になる値段の中身とは

白い羽毛布団と、薄く積もったアイダーダウンの羽毛

※当ページは広告を含みます

羽毛布団を買い替えようと調べはじめて、アイダーダウンという言葉に行き着く。世界でいちばん希少な羽毛らしい、と分かったところで金額を見る。

22万円。桁を数え直して、それから「これは何の22万円なんだろう」と手が止まる。

和雲のアイダーダウンは220,000円からです。ただしこれは夏用の肌掛けで、冬用の本掛けは968,000円です。

同じ商品ページに並んでいる金額なのに、4倍以上の開きがあります。この差がどこから来るのか、そして自分がどれを見ればいいのか。ここを先に整理しておかないと、比較そのものが噛み合いません。

目次

和雲のアイダーダウンはいくら?

朝の光が差す寝室に整えられた白い羽毛布団

和雲のアイダーモデルは、サイズ5種類と厚み7種類の組み合わせで価格が決まります。表示上の範囲は220,000円から2,217,000円まで。まずシングルの全パターンを並べます。

シングルの7パターンは、それぞれいくらか

厚み(使う季節)羽毛の量価格(税込)
肌掛け(夏用)0.20kg220,000円
合掛け(春秋用)0.60kg638,000円
本掛け(冬用)1.00kg968,000円
厚掛け(真冬用)1.20kg1,254,000円
二枚合わせA(肌掛け+合掛け)0.80kg853,000円
二枚合わせB(肌掛け+本掛け)1.20kg1,293,000円
二枚合わせC(合掛け+合掛け)1.20kg1,271,000円

羽毛の量と価格が、ほぼきれいに比例しています。22万円は、夏に使う薄い1枚の値段です。冬に1枚で使う本掛けを買うなら、シングルでも968,000円になります。

「22万円から」という表記は間違いではありません。ただ、多くの人が羽毛布団を買うときに思い浮かべているのは冬用の本掛けのはずです。そこを取り違えたまま比較すると、判断を丸ごと間違えます。

セミダブル以上はどう上がるのか

サイズが上がると羽毛の量も増えます。冬用の本掛けで見ると、次のようになります。

サイズ寸法羽毛の量本掛けの価格(税込)
シングル150×210cm1.00kg968,000円
セミダブル170×210cm1.15kg1,188,000円
ダブル190×210cm1.30kg1,386,000円
クイーン210×210cm1.45kg1,584,000円
キング230×210cm1.60kg1,782,000円

厚みが変わっても、縦横の寸法は同じです。サイズ選びで変わるのは面積と羽毛の量、そして価格だけ。原毛の仕入れによって金額が動くことがあるため、最新の数字は和雲公式のアイダーモデルの商品ページでご確認ください。

なぜこの値段になるのか?

アイダーダウンが高いのは、ブランドの上乗せではありません。採れる量が物理的に足りていない、という単純な理由です。

1つの巣から採れるのは20g

アイダーダックは、アイスランド政府の管理下にある保護対象の鳥です。家畜化ができないため、流通しているものはすべて野生から採られています。

羽毛は鳥から抜くのではなく、繁殖期に巣へ残された分を人の手で集めます。1つの巣から採れる量は20gほど。シングルの羽毛布団1枚には、約1,000gの羽毛が要ります。

単純に割り算をすると、布団1枚のために50個ぶんの巣を回る計算になります。集めた後には、羽毛以外のものを取り除く手作業も残ります。

世界で年に2,000枚から3,000枚

アイスランドでの年間採取量は2,000kgから3,000kg程度が限界とされています。シングルの羽毛布団に換算すると、年に2,000枚から3,000枚。世界中で、この数しか作れません。

参考までに、日本国内で1年間に売れる羽毛布団は約130万枚です。アイダーダウンは、その母数に対して桁が3つ違う世界の話になります。

和雲が1枚100万円を切れている理由

アイダーダウンの羽毛布団は、大手の寝具メーカーでは200万円を超える価格帯で売られています。和雲の本掛けシングルは968,000円。同じ羽毛を使いながら、100万円を割っています。

理由は公式が2つ挙げています。ひとつは側生地。高級路線ではシルクが主流のところ、和雲はインド超長綿100%のDown-Breathe®生地を使っています。

もうひとつは売り方で、和雲は店舗を持たない製造直販です。

この生地は通常の綿生地より約38%軽く、羽毛のふくらみを邪魔しない設計になっています。シルクをやめたのは値下げのためだけではない、という説明です。

サイズと厚みごとの現在の金額、側生地の織り密度、第三者機関の品質証明書は、公式の商品ページに一覧で載っています。

純日本製羽毛布団「和雲」アイダーモデル

スタンダード・プレミアムとどこが違うのか?

指先ほどの量のアイダーダウンと、綿の側生地の織り目

和雲には3つのモデルがあります。並べてみると、差がどこに集中しているかがはっきりします。

項目スタンダードプレミアムアイダー
羽毛の産地・種類スペイン産ホワイトダックポーランド産マザーグースアイスランド産アイダーダック
ダウン率93%95%99%
ラベルロイヤルゴールドラベルプレミアムゴールドラベル第三者機関の品質証明書を公開
側生地3モデルとも インド超長綿100%・100番手平織り(打ち込み350本/inch)
清浄度3モデルとも 2,000mm以上
シングル肌掛け52,800円74,800円220,000円
シングル本掛け92,400円217,800円968,000円

3モデルで違うのは、中の羽毛だけです

側生地は同じ。清浄度も同じ。国内で洗浄・精製・縫製まで行う「純日本製」という土台も共通です。値段の差は、袋の中に入っている羽毛だけで説明がつきます。

数字で見ると、もっとはっきりします。プレミアムの本掛けシングルもアイダーの本掛けシングルも、入っている羽毛は同じ1.00kgです。それで217,800円と968,000円。

約4.4倍の差が、産地と種類だけで生まれています。

もうひとつ、仕様表を読んで気づくことがあります。プレミアムとスタンダードは本掛けと厚掛けが斜めキルトなのに対し、アイダーモデルは4つの厚みすべてが立体キルトです。

アイダーダウンは羽毛の先端が細かく絡み合う性質があり、かさが出にくい代わりに体に沿いやすい。その性質に合わせた作りになっています。

組合のラベルではなく、検査証明で見せている

スタンダードとプレミアムには日本羽毛製品協同組合のゴールドラベルが付いています。かさ高などの基準で分かれるラベルで、プレミアムゴールドの方が上位です。

ラベルごとの基準値は日本羽毛製品協同組合の公式ページで確認できます。

一方、アイダーモデルの仕様表にラベルの記載はありません。代わりに、アイスランド産アイダーダウンを第三者機関で検査した品質証明書が公開されています。

表示の形が違うだけで、裏付けが無いわけではありません。

3モデルの金額をまとめて見比べたい方は和雲の羽毛布団は高い?3モデルの価格と違いを、アイダーモデルそのものの成り立ちは和雲アイダーモデルとは?希少なアイダーダウンの価値と価格で整理しています。

正直に言うと、合わないのはこの3タイプです

1|22万円で冬の1枚が買えると思っている人

いちばん多いすれ違いがここです。22万円で買えるのは羽毛0.20kgの肌掛けで、夏に使う薄い1枚。冬に1枚でしのぐつもりなら、必要なのは968,000円の本掛けです。

予算の上限が20万円台なら、アイダーではなくプレミアムの本掛け(217,800円)が同じ土俵に乗ります。ここを見誤ると、届いてから「思っていたのと違う」が起きます。

2|家で洗って自分で管理したい人

和雲は家庭での洗濯をすすめていません。羽毛が潰れて保温や調湿の働きが落ちたり、乾き切らずにカビの原因になるためです。コインランドリーも同じ扱いです。

手入れは月に1〜2度の陰干しと、数年に1度の専門クリーニングが基本になります。何でも自分で洗って完結させたい人には、この前提が窮屈に感じられます。

3|実物を触って、店で比べてから決めたい人

和雲は自社のオンラインストアだけで販売しています。百貨店の店頭にも、楽天などのモールにも出ていません(楽天ペイでの支払いだけは可能です)。

しかも受注生産です。注文を受けてから原毛の精製・洗浄・充填を行うため、届くまで15〜20営業日、混み具合によっては3週間ほどかかります。売り場で3枚並べて手触りを比べる、という買い方は成立しません。

触れないことをどう埋めるかについては和雲はどこで買える?公式の買い方と試せる制度にまとめています。

60日のお試しは、どこまで使えるのか?

畳んで細く巻いた羽毛布団と、たたまれた掛け布団カバー

触れない代わりに用意されているのが、スリープトライアル制度です。

項目内容
期間羽毛布団は到着日から60日(最大60泊)/羽毛枕は7日
申し込み不要。羽毛製品を買った全員に自動で適用
回数一世帯につき1回のみ
返送の送料無料(返品手数料もなし)
購入時の送料返金の対象外
対象外の商品カバー類、シーツ、涼夏シリーズなど羽毛製品以外
支払いいったん決済が必要。返金方法は決済手段により異なる
商品の状態すべて新品。他人が試した布団は届かない

見落としやすい条件が4つあります

制度そのものは分かりやすいのですが、細かいところでつまずく点があります。

  • 期間は暦日で数えます。到着から61泊が経つと、時刻の上では60日以内でも対象外になります
  • 届いたときの梱包材が返送に要るため、捨てられません
  • 60日以内に連絡しても、申し出から30日以内に返品が終わらなければ対象外になります
  • カウントは布団の到着日から始まります。カバーの到着待ちで日を空けても期間は延びません

いずれも公式に明記されている条件です。返す可能性を残しておきたい人ほど、梱包材と日付だけは先に決めておいた方が安全です。

条件の全文は和雲公式のスリープトライアルのページに載っています。

返す前提の人は、買わない方がいいです

公式は「比較のための複数商品の注文・返品は原則としてお断りする」と書いています。制度の趣旨は、安心して買ってもらうことにあります。

返す前提で試すつもりなら、この布団は買わない方がいいです。一世帯1回しか使えない制度を、比べるためだけに消費することになります。

使い方として正しいのは、買うと決めた1枚を家の寝室で確かめること。その上で本当に合わなければ、遠慮なく返せばいい。それが60日という長さの意味です。

制度の細かい注意書きと、羽毛布団以外に何が対象外なのかは、公式のスリープトライアルのページに全文が載っています。

純日本製羽毛布団「和雲(WAKUMO)」

口コミは何と言っているのか?

公式の商品ページには、アイダーモデルを買った人のレビューが載っています。厚みが分かる形で公開されているので、どれを買った人の声かを見ながら読めます。

ずっと憧れていたアイダーダウンを購入しました。かさがないので、隙間ができないようフィットさせられ、フワッと暖かいです。布団なので毎日畳むため、縦に3つ折りにしてからクルクルと巻いてコンパクトに収納しています。軽いので高い位置へも楽々持ち上げられます。

アイダーモデル シングル/冬用(本掛け布団)購入者  引用元:https://wakumo.co.jp/products/eider

かさが出ない、という言葉が出てきます。ふくらみで暖かさを出すマザーグースとは、体感の方向が違うようです。薄いまま体に沿う分、肩口に隙間ができにくい。畳んで押し入れに上げやすいという話も、毎日布団を上げ下げする家では効いてきます。

軽いし暖かいです。さすがアイダーダウンだと思います。出会えて良かったです。

アイダーモデル シングル/冬用(本掛け布団)購入者  引用元:https://wakumo.co.jp/products/eider

この方は、別のメーカーの上位グレードを買って納得できず、探し直してアイダーにたどり着いたと書いています。買い替えの2枚目として選ばれている、という読み方ができます。

身体全体にフィットして、特に肩口の保温性が良く又、ガーゼカバーの肌ざわりも良いそうです。空調のきいた部屋なので、肌掛けだけで1年間過ごせそうです。

アイダーモデル シングル/夏用(肌掛け布団)購入者  引用元:https://wakumo.co.jp/products/eider

220,000円の肌掛けを買った人の声です。空調の効いた部屋なら1年中これでいける、という使い方。冷暖房が入りっぱなしの寝室なら、肌掛け1枚という選択が現実的な出口になります。

3つに共通しているのは「軽い」と「体に沿う」の2語でした。厚みや重さで暖かさを出すタイプではない、という点は口コミの側からも読み取れます。

買ったあと、いくらかかるのか?

本体以外に必要になるお金も先に見ておきます。

項目金額の目安頻度
掛け布団カバー6,600円〜54,600円必須。汚れ防止のため必ず使う
丸洗いクリーニング9,680円〜3〜5年に1度が目安
解体洗いリフォーム37,400円羽毛を出して洗い、仕立て直す

クリーニングは和雲で買った人向けのサービスで、預けてから戻るまで1か月以上かかることがあります。冬物を出す直前に頼むと間に合いません。

解体洗いリフォームがある、というのは長く使う前提の設計です。側生地が傷んでも、中の羽毛を洗い直して仕立て直せます。ただし公式は耐用年数を数字で示していません。何年もつかを約束していない点は、正直に受け止めておきたいところです。

普段の手入れは月に1〜2度、風を通すだけ。天日に干すならカバーを掛けたまま2〜3時間が目安です。圧縮袋は羽毛が壊れるので使いません。

よくある質問

Q. 夏も使えますか?

肌掛け(0.20kg)なら夏用として作られています。冬用の本掛けを夏に使うのは無理があります。1年を通して1枚で回したいなら、二枚合わせAタイプ(肌掛け+合掛け)が用意されています。

Q. 百貨店や楽天では買えませんか?

買えません。和雲は自社のオンラインストアだけで販売しています。高島屋や伊勢丹の店頭・オンラインストア、楽天市場のいずれにも出ていません。支払い手段として楽天ペイが使えるだけです。

Q. 届くまでどれくらいかかりますか?

受注生産のため15〜20営業日が目安です。注文が混む時期は3週間ほどかかる場合があります。冬に間に合わせたいなら、10月中には注文しておく計算になります。

Q. 何年くらいもちますか?

公式は年数を明示していません。3〜5年に1度の丸洗いと、解体洗いリフォームによる仕立て直しが用意されています。手入れをしながら長く使う前提の商品です。年数を断言している情報を見かけたら、その根拠を確かめた方がいいです。

Q. 22万円と96万円、どちらを見ればいいですか?

寝室に冷暖房が入りっぱなしなら22万円の肌掛け。冬に暖房を切って寝るなら96万円台の本掛けです。予算が20万円台で冬用が要るなら、アイダーではなくプレミアムの本掛けが現実的な候補になります。

Q. アイダーダウンの布団は、どこで買っても同じくらいの値段ですか?

いいえ、同じ羽毛でも大きな開きがあります。大手の寝具メーカーには200万円を超える帯があり、和雲の本掛けシングルは968,000円です。差は羽毛ではなく、側生地と売り方から出ています。

Q. 実際に使っている人は、どこを良いと言っていますか?

「軽い」と「体に沿う」の2語がくり返し出てきます。ふくらみで暖かさを出すタイプではないためです。厚みごとの声は、本文の口コミの節に引用しています。

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