MENU

退職祝いに羽毛布団はあり?相場と、のし・渡す日の決め方

※当ページは広告を含みます

送別会の幹事を任された日から、頭の片隅にずっと引っかかっていました。部署から集めた会費は、思っていたより多く集まっています。

花束と色紙だけでは、なんとなく物足りない気がします。かといって、上司に商品券を渡すのも気が引けます。三十年以上勤めた人に、これから何を使ってもらうか。そう考え直したとき、候補に上がってくるのが寝具です。

定年後に増えるのは、家で過ごす時間です。毎晩の眠りに関わるものは、贈ったあとも長く残ります。退職祝いの寝具は、品物選びよりも「贈り方の段取り」でつまずきます。

金額のまとめ方、のしの表書き、渡す日、受け取る側の置き場所。順番にほどいていきます。

目次

退職祝いに寝具が候補に上がる理由

退職祝いの定番は、花・お酒・カタログギフト・旅行券あたりです。どれも外れではありません。そのうえで寝具が入ってくるのは、贈ったあとの時間が長いからです。

定年で仕事を離れると、生活の中心が家に移ります。朝に起きる時間も、夜に休む時間も変わります羽毛布団は、10年前後を目安に使われるものです。買い替える機会が少なく、自分ではなかなか手が出ません。

「自分では買わないけれど、あると毎日うれしいもの」。贈り物として筋がいいのは、この条件に当たるからです。ただし、消えものではないぶん、外したときの気まずさも残ります。段取りを飛ばすと、そちらに転びます。

作りと価格の幅を先に見ておくと、予算の見当が付きます。純日本製羽毛布団「和雲(WAKUMO)」公式サイトには、モデルごとの価格帯と、届いたときの収納ケースの様子が載っています。

退職祝いの相場と、羽毛布団が入る予算帯

まず予算を持っておきます。

贈る相手・立場よく見かける金額の幅
職場の上司へ(個人で)5,000〜10,000円
特に世話になった上司へ(個人で)10,000〜30,000円
同僚・部下へ(個人で)3,000〜5,000円
部署・職場一同(連名)集まった額しだい。1人3,000円×10人で30,000円
親・義理の親へ(家族から)30,000〜100,000円

羽毛布団が贈り物に選ばれる価格帯は、おおよそ5万円からです。ここに個人で届くのは、家族か、よほど近い間柄に限られます。

職場から贈るなら、連名でまとめる前提で考えるのが現実的です。金額の幅そのものは、シーンごとに整理した羽毛布団ギフトの相場の記事にまとめてあります。

高すぎる贈り物は、相手の負担になります

目上の方へ高額な品を贈ると、お返しを考えさせてしまいます。退職祝いに内祝いを返す習慣は薄れましたが、気にする方はいます。

10人以上の連名なら、1人あたりの負担が小さく、受け取る側も気が楽です。名前が並ぶこと自体が贈り物になります。

職場一同でまとめるときの段取り

幹事が最初に決める3つ

  • 声をかける範囲(部署か、課か、フロア全体か)
  • 1人あたりの金額
  • 集金の締め切り

範囲をあいまいにすると、あとから「聞いていない」が出ます。最初に線を引いておいてください。1人あたりの額は、いちばん若い人が無理なく出せる線に合わせます。

3,000円と5,000円では、参加率が変わります。

余った分と、足りない分の扱い

集まった額と品物の値段は、ぴったりにはなりません。

余りは花束や色紙、当日の飲み物に回すのが自然な流れです。使い道を先に伝えておくと、あとから聞かれずに済みます。

足りないときは、品物のグレードを下げます。幹事が立て替えると、次に幹事をやる人が困ります。

個人でも贈りたいときは、先に周りへ聞く

連名に加わったうえで、自分だけ別に贈るのは避けたほうが無難です。ほかの人が知ると、気まずさが残ります。どうしても渡したいなら、金額の小さいものを、送別会とは別の日に。手紙だけでも気持ちは届きます。

のしの表書きは「御礼」か「御祝」か

退職祝いののしは、相手の辞め方によって言葉が変わります。ここを間違えると、一目で分かってしまいます。

相手の状況使いやすい表書き避けたい表書き
定年退職の上司御礼/御退職御祝御餞別・おはなむけ
転職・独立で辞める同僚御礼/御餞別
家族の定年退職御祝/祝定年御退職
辞める事情が分からない御礼御祝

迷ったら「御礼」です。世話になったことへの言葉なので、退職の理由を選びません。「御餞別」「おはなむけ」は、本来は目上から目下へ贈るときの言葉とされています。上司には向きません。

定年と自己都合で、言葉を変える理由

定年は、勤め上げた区切りです。「御退職御祝」と書いても、相手の受け取り方が悪くなることはありません。

一方、体調やご家庭の事情で辞める場合は事情が読めません。「御祝」と書かれた紙を見て、どう感じるかは相手しだいです。

職場の全員が理由を知っているとは限りません。連名で贈るときほど、「御礼」に寄せておくと安全です。

水引と、連名の書き方

水引は紅白の蝶結びが基本です。何度あってもよいお祝いに使う結び方になります。名前は3名までなら横に並べます。右から目上の順です。

4名以上になったら、中央に代表者名を書き、その左へ「他一同」。全員の名前は別紙に書いて中に入れます。

「営業部一同」「〇〇課一同」とまとめる形でも失礼にはなりません。人数の多い職場では、こちらのほうが多く見られます。

通販から直送すると、のしは箱の中になります

寝具を通販で送る場合、外側は配送用の段ボールです。のしは商品の箱にかける「内のし」になることがほとんどです。

手渡しの華やかさは出ません。そのぶんを、カードや送り状で補います。

そもそも、のし対応のない店もあります。注文前に、のしの有無と表書きの指定方法を確認してください。表書きの細かい書き方は羽毛布団のギフトにのしは必要?にまとめてあります。

サイズと好みが分からない問題の外し方

ここが、寝具を贈るときの最大の壁になります。相手の寝室を見たことがある人は、そう多くありません。

掛け布団は、敷き寝具よりサイズの幅が狭い

掛け布団のシングルは150×210cmが標準です。メーカーが変わっても、この寸法から大きくは動きません。マットレスや敷布団は、厚みや硬さの好みが人によって割れます。掛け布団のほうが、外す幅は小さく収まります。

一人で寝ているならシングル。夫婦で1枚を共有しているならダブル。判断はほぼこの2択です。サイズの決め方は羽毛布団ギフトのサイズはどう選ぶ?で詳しく触れています。

在職中なら、自然に聞けます

退職前は、話しかける口実がいくらでもあります。

「退職後は何をされるんですか」から入り、家の話へつなげる。ベッドか敷布団か、一人で寝ているか。世間話のなかで拾えます。

サプライズにこだわって外すより、聞いてしまうほうが結局は喜ばれます。

それでも分からないときの逃げ道

  • 目録とカタログを手渡し、サイズと色を本人に選んでもらう
  • 注文だけ済ませ、配送日を相手の都合に合わせて指定する
  • カバーは付けず本体だけにする(好みの出る部分を残す)

目録にすると、当日の見栄えは落ちます。その代わり、置き場所も色も本人が決められます。

在職中に渡すか、退職後に送るか

渡すタイミング向き・不向き
最終出勤日手渡しの定番。ただし荷物が多く、大きな箱は負担になる
送別会の席場は盛り上がる。持ち帰りの手段を確かめておくこと
退職の1〜2週間前落ち着いて渡せる。早すぎると急かして見えることも
退職後(1週間以内)荷物が片づいた頃。住所を聞く手間が要る

羽毛布団は、箱に入ると想像より大きくなります。電車通勤の方に、送別会の帰り道で持たせる形は避けたいところです。

当日は目録とカードを手渡し、現物は後日届くようにする。これがいちばん角が立ちません。直送するなら、届く日を本人に伝えておきます。不在で持ち帰りになると、再配達の手間まで贈ることになります。

受け取る側の負担を、先に減らしておく

古い布団の行き先

新しい掛け布団が届くと、これまで使っていた1枚が余ります。押し入れに空きがなければ、その日から邪魔者です。自治体によっては、布団は粗大ごみの扱いになります。

カードに一言添えるだけでも違います。「今のと入れ替えて、古いほうは処分してくださいね」。使ってよいと分かると、しまい込まれずに済みます。

しまわれたまま、という失敗

高い贈り物ほど、もったいなくて使われません。来客用の押し入れ行きです。羽毛は、圧縮したまま長く置くほうが傷みます。「普段使いにしてください」と伝えるところまでが贈り物になります。

届く季節を考える

本掛け(冬用)が7月に届くと、半年近く保管することになります。

春から夏の退職なら、合掛けや肌掛けのほうが出番は早いです。一年を通して使える二枚合わせという選び方もあります。

厚さの種類については通年使える羽毛布団ギフトの選び方で整理しました。

避けたほうがいい贈り方

避けたいこと理由
足元で使うものを目上へ靴・スリッパ・マット・座布団は踏むものとされ、失礼にあたるとされる
敷布団やマットレスを無断で硬さの好みが強く出る。今の1枚を否定した形にも見える
現金や商品券を上司へ生活を心配しているように受け取られることがある
かばん・時計・筆記具定年を迎える方には「まだ働け」と読めてしまう
予告なしの直送不在・置き場所なし・再配達につながる
退職日よりかなり早い贈呈送り出す気持ちが強く出すぎる

掛け布団は、この一覧の1つ目には当たりません。踏むものではなく、体にかけるものだからです。同じ寝具でも、座布団やマットとは扱いが分かれます。年配の方ほど、この線引きを気にされます。

贈ってよい相手かどうかで迷ったら、羽毛布団のプレゼントは迷惑?も合わせて読んでみてください。

家族の退職祝いは、職場とは別に考える

夫婦2人暮らしの親へ

寝室が同じでも、布団は別々という家庭が多くあります。1枚だけ贈ると、もう1人が使えません。シングル2枚にするか、当面は1枚にして「もう1枚は来年」と伝えるか。先に決めておくと迷いません。

実家が賃貸か、戸建てか

収納の量がまるで違います。押し入れが一間ある家と、クローゼットだけの部屋を同じには考えられません。収納ケース付きで届く商品なら、そのままの形でしまえます。ケースの寸法は、注文前に見ておくと安心です。

きょうだいで出し合うときは、名前をそろえる

のしの名前が1人分だと、ほかのきょうだいが気にします。連名にするか、「子ども一同」でまとめるか。事前に一言かけておいてください。

ほかの候補と比べると、どうか

候補よいところ気になるところ
花束当日の見栄えがいい数日で終わる
カタログギフトタブーを避けられる選ぶ手間を相手に渡す
旅行券記念に残る予定を合わせる負担。金額が大きい
お酒・グルメ好みが分かれば外さない飲まない方には残る
羽毛布団毎晩使う。10年前後もつかさばる。サイズと季節の確認が要る

羽毛布団の弱点は、はっきりしています。大きいこと、そして相手の家の事情に左右されること。その代わり、使う頻度はどの候補より高くなります。どちらを取るかという話になります。

贈り物として見るときの4つの確認点

見るところ何が変わるか
羽毛の質(かさ高・ダウンパワー)同じ暖かさでも、軽く仕上がるかどうか
側生地肌ざわりと、羽毛の吹き出しにくさ
洗浄のていねいさ(清浄度)袋を開けたときのにおい
縫製とアフター何年使えるか。詰め直しに対応するか

贈り物では、3つ目が思いのほか効きます。開けた瞬間のにおいは、その場の空気を決めてしまいます。

和雲は、羽毛の洗浄から縫製までを国内で行う純日本製をうたっています。洗浄後の清浄度は2000mm以上とされ、日本の基準の約4倍の透明度まで洗うという説明です。

日本羽毛製品協同組合が出す品質ラベルのうち、上位にあたるプレミアムゴールドラベルを取得しています。贈り物では、この手の裏付けが手紙の代わりをしてくれます。

収納ケースに入った状態で届く点も、贈り物向きです。届いた箱のまましまえるため、受け取る側の手間が減ります。価格はモデルによって幅があります。最新の価格とサイズ展開は公式サイトでご確認ください。

モデルの違いは、羽毛の等級と側生地に出ます。純日本製羽毛布団「和雲(WAKUMO)」連名で集まった額に、どのモデルが収まるか。公式の一覧を開けば、10分ほどで当たりが付きます。

贈る前の段取りチェック

  • 声をかける範囲と、1人あたりの金額を決めた
  • 個人で別に贈る人がいないか確認した
  • 表書きを「御礼」か「御祝」で決めた
  • 連名の書き方(3名まで/代表者+他一同)を決めた
  • 相手がベッドか敷布団か、おおよそ分かっている
  • 渡す日と、現物が届く日を分けて考えた
  • 届く日を本人に伝える手段がある

7つのうち、抜けやすいのは最後の2つです。品物選びに時間を使いすぎると、ここが送別会の当日に回ってきます。

よくある質問

上司へ羽毛布団は高すぎませんか

個人で贈るなら高すぎます。5万円前後の品を1人で渡すと、相手はお返しを考えます。職場一同なら1人あたりの負担が下がり、金額も自然に見えます。

のしの表書きは「御餞別」でよいですか

目上の方には避けてください。餞別は本来、目上から目下へ渡すときの言葉とされています。上司には「御礼」か「御退職御祝」が無難です。

サイズを本人に聞くとサプライズになりません

そのとおりです。ただ、寝具は外すと使ってもらえません。品物は伏せたまま、「布団はシングルですか」と別の話の流れで聞く方法もあります。

夫婦2人に1枚だけ贈るのは失礼ですか

失礼にはなりません。ダブルサイズを1枚という形なら2人で使えます。別々の布団で寝ている場合は、どちらが使うかを本人に決めてもらってください。

退職後に住所を聞くのは失礼になりませんか

「後日お送りしたいものがあります」と伝えれば、たいてい快く教えてもらえます。最終出勤日より前に聞いておくと、連絡が付かなくなる事態を避けられます。

まとめ

  1. 羽毛布団は5万円前後から。職場からは連名で贈る
  2. 表書きは迷ったら「御礼」。定年なら「御退職御祝」も使える
  3. 連名は3名まで。4名以上は代表者+他一同で、全員の名前は別紙へ
  4. 当日は目録とカード、現物は後日直送にする
  5. 古い布団の行き先と置き場所に、一言添えておく

贈り物としての寝具は、渡した瞬間よりも、そのあとのほうがずっと長く続きます。

退職から10年後、まだ同じ布団を使っていたとします。冬の朝、それをたたみながら、送り出してくれた人たちの顔をふと思い出す。

そういう贈り方ができるのは、毎晩そばにあるものだけです。決める前に、届いたときの箱の大きさと収納ケースの形まで見ておいてください。純日本製羽毛布団「和雲(WAKUMO)」

この記事を書いた人

目次